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映画DVD・ハ行 バベル

映画DVD・ハ行 バベル (2006)

今回の映画DVDは、「バベル」です。

本作「バベル」は、旧約聖書で人間の愚かさの象徴として描かれる“バベルの塔”をモチーフに、4ヶ国で、別々に発生した事件が、1つの真実に繋がっていく過程を描いたヒューマンドラマです。監督は、『21グラム』『アモーレス・ペロス』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。

アメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)は、モロッコを訪れます。しかし突然、スーザンが銃で撃たれ、重傷を負ってしまいます。この事件は、1人の日本人男性に辿り着きます、、、。

一方、メキシコ人のベビーシッターが、リチャード夫婦の子供たちを、結婚式のため、故郷に連れて行きます。しかし国境警察に止められ、誤解をされてしまいます、、、。

東京。聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、心が満たされず、孤独な日々を送っていました。彼女は、母が自殺し、現実を受け止められない父(役所広司)に、怒りを激しくぶつけます、、、。

バベルのレビュー

モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本のそれぞれで、異なる事件が平行して進み、それが1つの結末に辿り着くというヒューマン・ドラマです。

旧約聖書の創世記によれば、遥か昔、人間たちの言葉は一つでした。バベルという街で、人間たちは神に近づこうとして、天に届く塔を建てようとします。怒った神は言葉を乱し、世界はバラバラになったというのです。

グローバリゼーションが進む世界にあっても、言語、人種、国などはバラバラです。本作は、国際化の中でも、それぞれが生きる社会の中で、コミュニケーションの喪失や孤独が進む現状を取り上げ、その一方で、悲劇がひとつに結びつくドラマを描きます。

菊地凛子さんは、孤独な女子高生役で、何もかも脱ぎ捨てる体当たりの演技と、圧倒的な存在感が見事です。彼女は、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の助演女優賞ノミネート。タイトルの「バベル」についての知識があると、より理解しやすい、衝撃的なヒューマンドラマの傑作です。

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